1980年の昨日12月8日(ニューヨーク時間午後11時過ぎ死亡、日本時間は今日12月9日)に、ビートルズのメンバーでもありソロでも活躍した
ジョン・レノンがニューヨーク市の自宅アパート「ダコタハウス」前において熱狂的なファンに
射殺されました(享年40歳)。
この事件は、当然ながら元ビートルズのメンバーやファンだけでなく、世界中の若者にも大きなショックを与えることになりました。
世界中のミュージシャンたちもこの事件にショックを受け、ローリング・ストーンズの
ギタリスト、キース・リチャーズに至っては
「ジョンを殺した犯人に対しては、憎しみが薄れることはなく増すばかりだ」「ジョンを殺した奴を、オレが必ず撃ち殺してやる」とまで発言していたそうです。
ダコタハウス
私自身もビートルズ世代ではありませんし、ビートルズやジョン・レノンについてはあちこちのブログやサイトでファンの方々が詳しく書かれているでしょうからここでは写真だけを加工して、
記事としてジョン・レノン本人については取り上げません。ただ、この時期になると多くの
クリスマスソング が町中で流れる中で、必ずといっていいほど、1971年に発表されたジョン・レノン&オノ・ヨーコの楽曲
ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)(Happy Xmas (War Is Over))と
イマジン(imagine)が流れます。ファンでない私でも大好きな2曲です。
そこで、
今日はジョン・レノン本人ではなく、私の大好きな曲であるイマジンという曲に焦点を当てて記事を書いてみますね。
イマジン(Imagine)は1971年に発表されたジョン・レノンの代表曲で、アルバム『イマジン』のタイトルナンバーでした。
反戦平和の象徴として世界中で愛されている誰もが聞いたことのある有名な曲ですね。
1971年、「イッツ・ソー・ハード」とのカップリングでアメリカや日本などでシングル・カットされ、アメリカでは最高第3位、日本のオリコンでは最高14位になりました。
イギリスでは、アルバム『ジョンの魂』収録曲「労働階級の英雄」とのカップリングで4年後の1975年になってシングルとして発売され、最高第6位、ジョンの死後の1981年にチャートに再登場して全英1位となっっています。
また、映画や国際的なイベントなどで使われ、そのたびに世界各地のヒット・チャートをいまだににぎわしています。
# アメリカ 最高3位(1971年ビルボード)# イギリス 6位(1975年 UK Single Chart)# イギリス 1位(1981年 UK Single Chart)# イギリス 3位(1999年 UK Single Chart)# スイス 最高2位# オーストリア 最高4位# ドイツ 最高7位# 日本 最高14位(1971年オリコン)この曲への評価は世界中で高く
●ローリング・ストーン誌が2004年に発表した「史上最高のロックソング500曲(The RS 500 Greatest Songs of All Time)」の中で3位●ジミー・カーター米国元大統領は「世界中の多くの国で、私の妻および私は約125ヶの国を訪問した際に、ジョンのこの歌が「国歌とほとんど同様に使用されて」いるのを聴いた」 と語った。●1999年に音楽会社BMIは "Imagine" を top 100 most performed songs of the 20th centuryとした。●2005年1月に the Canadian Broadcasting Corporation はリスナーによる投票で "Imagine" を過去100年のうちで最も偉大な歌とした。●Virgin Radio は 2005年の12月に 英国のfavorite songとして「ヘイ・ジュード」「レット・イット・ビー」より上の1位にこの歌をランキングした。●イギリスのリバプール空港が、リバプール・ジョン・レノン空港と名付けられたとき、ターミナルの天井には、この歌の歌詞が描かれた。●スコットランドの政治家ジョージ・ギャロウェイは、この歌の歌詞を引き、私もこの歌を信じる一人であると述べた。 ●映画『キリング・フィールド』(The Killing Fields)の最後の場面や、『スタートレック』の30周年を記念するショーの中でも使用された。●2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の後、犠牲者のための追悼ライヴで、ニール・ヤングは自分の歌を歌わずに、この曲を歌った(ニールは、アメリカ中心主義に反発し、敢えて自作曲を歌わず、この曲を歌ったという見方もある)。
●2003年の映画『スパイ・ゾルゲ』のラストにこの曲が取り上げられている。 ●2006年のトリノオリンピックの開会式で、この曲が流れ、世界中に平和を訴えた。などが挙げられます。
いつの頃の写真なのか詳しい日時は不明です。
Imagine ~John Lennon~ Imagine there's no heaven
it's easy if you try
no hell below us
above up only sky
imagine all the people
living for today...
Imagine there's no countries
it isn't hard to do
nothing to kill or die for
no religion too
imagine life in peace...
Imagine no possessions
I wonder if you can
no need for greed or hunger
a brotherhood of man
Imagine all the people
sharing all the world...
you may say I'm a dreamer
but I'm not the only one
I hope someday you'll join us
and the world will be as one
イマジン ~ジョン・レノン~ 翻訳者不明
想像してみて、天国はないってやれば簡単だよ足元に地獄はなく頭上には空だけ想像してみて、みんなが今日のために生きてるって想像してみて、国は存在しないって難しくないよそのために殺したり死ぬことないよ宗教もない想像してみて、平和な人生を想像してみて、財産はないってできるかな欲張りや飢えは必要ない人はみな兄弟想像してみて、みんなが全世界を共有しているって僕が夢を見てるって思うかなでも僕ひとりだけじゃないいつか君たちも一緒になって世界がひとつになってほしい 急いでカラー化したのでこの程度でお許しを・・・
イマジンは
日本でも
桑田圭祐や
桜井和寿、
RCサクセションの1988年作品『COVERS』で、歌詞を日本語に訳して歌われたり、2003年のDream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴでは、
本木雅弘がこの曲の日本語訳の詞を朗読、2007年には、本木の義母
樹木希林も同様に日本語訳を朗読し、 2006年のNHK紅白歌合戦では
布施明が日本語訳で歌っています。
海外では
クイーンや
ボンジョビ、
マドンナ、
アヴリル・ラヴィーン、さらにはあくまでテレビの演出の一環としてだが、
クリントン大統領など膨大な量のカバーが存在する(以上のカバーはほとんどがyoutubeで試聴ができますね)。
日々の生活に追われて、普段、あまりこういった内容のことを考えることはないのですが、この時期だけはついつい考えてしまいます。
本当に、いつかはこの歌に書かれているような世界が来ると信じていいのでしょうか・・・今年も、あとわずかです。
みなさん、頑張ってください
では、また次回に